node-eye サービス手引き
バージョン 0.0.1: 初版発行(2016/02/04)
1. 本書をお読みになる前に
1.1. 本書について
本書は node-eye サービスの仕様や導入方法などをまとめた資料です。また、お客様が node-eye サービスをご検討中・ご利用中のお問い合わせ方法なども記載されています。
1.2. 用語・表記について
| 用語 | 説明 |
|---|---|
| node-eye | 弊社が提供するデバイス運用管理サービスと、そのオプションを含めたサービスの総称 |
| 対象機器 | node-eye を利用することができる機器。本書の【2.1 node-eye 対象機器】を参照 |
| モバイル接続 | 移動体通信を用いてインターネットへ接続すること |
| デバイス運用管理サービス | 対象機器の設定、構築、運用、管理、保守に係るマネージメントサービスであって弊社が仕様を定めるもの |
| モバイル接続オプション | デバイス運用管理サービスのオプションの1つ。モバイル接続とそのための SIM カードを提供する |
| 契約責任者 | node-eye の契約に関するお問い合わせやご契約内容変更などを行う責任者 |
| 運用管理責任者 | メンテナンスやサポートに関するご連絡など、お客様側の技術情報の窓口となる責任者 |
| 利用者 | node-eye を利用することができる者 |
| BTOサービス | セミオーダー式メニューから選択して量産品を一括手配する弊社のサービス |
node-eye のシステム基盤である、SACM (Service Adoptor Control Manager) に関する用語についてはSACM 用語集とSMFv2 用語集 をご覧ください。
- SACM 用語集 http://manual.sacm.jp/glossary.html
- SMFv2 用語集 https://www.smf.jp/dev/glossary.html
2. node-eye のご紹介
2.1. nod-eye 対象機器
- Armadillo-IoT ゲートウェイ スタンダードモデル G2
2.2. デバイス運用管理サービス
node-eye は、IoTゲートウェイの稼働状況を確認するためのリソースの監視・管理機能、ファームウェアの機能追加やバグ修正に対応するリモートアップデート機能など、IoTゲートウェイの基本的な運用・管理機能を一括して提供するサービスです。アットマークテクノ製「Armadillo-IoT（アルマジロ・アイ・オー・ティ）ゲートウェイ」専用のサービスのため、ポーティングの手間をかけることなくすぐにスタートアップでき、ビジネス価値の創造に役立つアプリケーション開発により集中することが可能です。
2.2.1. モバイル接続オプション
IoTゲートウェイはネットワークへの接続が不可欠です。そこで、node-eye にはデバイス運用管理サービスのオプションとしてモバイル接続サービスをご用意しています。ご用意しているモバイル接続サービスのモバイルネットワークは、センサーから取得したデータを各クラウドプラットフォームへスムーズにアップロードすることに特化しています。
2.2.2. データハブ機能オプション
Webブラウザからの簡単な設定のみで IoTゲートウェイのデータを各種のクラウドプラットフォームに渡すことができます。
※ 提供開始時期は未定です。
3. ご利用にあたって
3.1. ご利用開始までの流れ
- node-eye お申込み [^1]
- 審査 [^2]
- 対象機器の設定 [^3]
- ご利用開始
[^1]: 各サービス、各オプションの利用規約に同意の上、お申込みいただきます。
[^2]: node-eye ご利用には審査があります。
[^3]: Armadillo-IoT ゲートウェイ スタンダードモデル G2をご利用のお客様は、イメージやライセンスファイルの書込みなどの初期設定を行う必要があります。
3.2. サービス提供条件
- 法人(法人に相当すると弊社が認めるものを含む)のみご利用いただけます。
- 対象機器をご購入いただいたお客様のみがご利用いただけます。
- デバイス運用管理サービスをご契約いただいたお客様のみ、モバイルオプションサービスをご利用いただけます。
3.3. お客様からご提供頂く情報
- 契約責任者の情報
- お名前、会社名、ご連絡先など
- 運用管理責任者の情報
- お名前、会社名、ご連絡先など
- ご利用になる node-eye サービスについて
- ご利用になる対象機器の機種
- ご利用になる対象機器の台数
- ご利用になる SIM カードの枚数
3.4. お客様への送付物
ご登録いただいた契約責任者へ以下のものを送付します。
- node-eye ライセンスファイル
- node-eye サービス登録完了通知書
- デバイス登録情報一覧表
- SIM カード [^4]
- デバイス・SIM カード対応表 [^4]
- 回線情報一覧 [^4]
- モバイル回線情報一覧表 [^4]
[^4] モバイル接続オプションをお申込みのお客様のみ
4. 契約内容の変更にあたって
4.1. 契約内容までの流れ
- 契約内容変更のお申込み
- 審査 [^5]
- 契約内容の変更完了
[^5]: 変更内容によって審査がある場合があります。
4.2. 変更可能な内容
以下の契約内容の変更を受け付けております。
- 契約責任者、運用管理責任者の変更
- 対象機器の増減
- SIM カードの増減
5. ご解約にあたって
5.1. ご解約までの流れ
- node-eye ご解約お申込み
- (SIM カードのご返却)
- サービス提供の終了
※ SIM カードのご返却: モバイル接続オプションをご契約しているお客様は SIM カードを弊社に返却してください。
5.2. ご解約にあたっての注意事項
デバイス運用管理サービス及びモバイル接続オプションを契約中のお客様が、デバイス運用管理サービスのみをご解約することはできません。 デバイス運用管理サービスご解約のお申込みをいただくと、オプションも同時にご解約の手続きを行わさせていただきます。
node-eye ご解約の場合は次の期日までにお申込みください。
- ご解約希望日が毎月1日～15日の場合: 前々月15日まで
- ご解約希望日の毎月16日～末日の場合: 前々月末日まで
| - | ご解約希望日 | お申込み期日 |
|---|---|---|
| 例1 | 6月1日～6月15日 | 4月15日 |
| 例2 | 6月16日～6月30日 | 4月30日 |
6. サービス詳細
6.1. デバイス運用管理サービス
- デバイス運用管理画面
- デバイス運用管理サービスは node-eye コントロールパネルと SACM コントロールパネルの2つのWeb UIを提供します。
- node-eye コントロールパネル: https://apps.node-eye.com/device-management/
- node-eyeコントロールパネルは、デバイス状況の把握、ファームウェアアップデートなどが行える運用・保守時向けのシンプルなUIです。
- SACM コントロールパネル: https://atmark-techno.sacm.jp/user/
- SACM は、デバイス状況の把握、リモートコンフィグ、フォルダ分けなどが行える開発者向けのUIです。
- node-eye コントロールパネル: https://apps.node-eye.com/device-management/
- デバイス運用管理サービスは node-eye コントロールパネルと SACM コントロールパネルの2つのWeb UIを提供します。
| 機能 | SACM コントロールパネル | node-eye コントロールパネル |
|---|---|---|
| 死活監視機能 | ✔ | ✔ |
| リソースモニタリング機能 | ✔ | ✔ |
| リモートコンフィグ機能 | ✔ | |
| リモートアップデート機能 | ✔ | ✔ |
6.1.1. モバイル接続オプション
- 24時間通信可能、上り最大50Mbps、下り最大200kbps
- 契約内の回線全体で、定額部分の容量500MBをシェアすることができます。
- 同一契約内の総量を束ねてデータシェアができるため、[契約回線数 x 500MB]のデータ総量まで基本料金内で利用可能です。
- 契約内の月間データ総量が、[契約回線数 x 500MB]を超える場合には、超過データ量分の従量課金が発生します
6.1.1.1. SIM カード
- SIM カードのサイズ
- microSIM をご提供します。
- SIM カードのレンタル
- モバイル接続サービスご利用に必要な SIM カードは、弊社からお客様に貸与します。
- SIM カードの再発行
- モバイル接続オプションにおいて、弊社が貸与した SIM カードを破損または紛失した場合、有償で再発行を承ります。
- SIM カードの再発行を行った場合、回線番号の変更は生じません。
- SIM カードの転貸、譲渡、売却、改造、分解、リバースエンジニアリングの禁止
- 弊社から貸与された SIM カードについては、別途弊社が同意した場合を除き、第三者への転貸、譲渡、売却、改造、分解、及びリバースエンジニアリングをすることはできません。
- SIM カードの返却
- モバイル接続オプションをご解約した場合、もしくは回線数の減少により回線の利用が終了した場合、該当する SIM カードを弊社に返却してください。
6.2. ご請求・お支払いについて
ご請求・お支払いについては現在調整中です。参考として記載しています。
- node-eye には、契約ごとに発生する初期費、申込みごとに発生する一時費、毎月発生する月額費があります。
- 初期費・一時費のご請求・お支払い
- 登録完了通知日の翌月にご請求させていただき、ご請求同月にお支払いただきます。
- 登録完了通知日は『node-eye サービス登録完了通知書』に記載されています。
- 月額費のご請求・お支払い
- 利用開始日の翌月にご請求させていただき、ご請求同月にお支払いただきます。
- 利用開始日は『node-eye サービス登録完了通知書』に記載されています。
6.3. 料金表
この料金は現在調整中です。参考として記載しています。
| 費用 | タイミング | 項目 | デバイス運用管理サービス | モバイル接続オプション |
|---|---|---|---|---|
| 初期費 | 契約毎 | BTOサービス初期費 | ￥60,000 / 契約 | - |
| node-eye初期費 | ￥20,000 / 契約 | - | ||
| 一時費 | 申込毎 | 登録手数料 | ￥1,000 / 台 | ￥1,000 / 回線 |
| 変更手数料 | - | ￥5,000 / 回線 | ||
| 解約手数料 | ￥0 | ￥0 | ||
| 再発行手数料 | ￥1,000 / 台 | ￥5,000 / 回線 | ||
| 月額費 [^6] | 月毎 | 基本料 | ￥10,000 / 契約 | - |
| 利用料 | ￥100 / 台 [^7] | ￥300 / 回線 | ||
| ユニバーサルサービス料 [^8] | - | ￥3 / 回線 | ||
| 従量課金 | - | あり |
[^6]: 月額費の日割り計算はいたしません。
[^7]: 登録台数が50台未満のお申込みの場合、一律で 5,000円 をご請求させていただきます。
[^8]: ユニバーサルサービス料とは、電気通信事業法第7条の規定により、国民生活に不可欠であるためあまねく日本全国における提供が確保されるべきものとして定められたユニバーサルサービス（加入電話、公衆電話、110番・119番等の緊急通報をいいます）の提供を確保するために必要な負担金をいい、弊社は、お客様が使用している回線番号の数に比例した額について当該額を徴収します。なお、当該額は変更される場合があり、変更後の額は、基礎的電気通信役務支援機関が発表する単価に基づきNTTドコモが弊社に請求するユニバーサルサービス料の単価に従います。この場合においては、弊社は、変更の日の前日までにお客様へ通知します
7. サポート
7.1. お客様窓口
- お問合せ先
- ウェブフォーム、メールにてお問合せ可能です。
| 受付方法 | お客様窓口 |
|---|---|
| ウェブフォーム | http://www.atmark-techno.com/contact |
| メール | node-eye-support@atmark-techno.com |
7.2. ご利用いただけるサポート内容
契約責任者、運用管理責任者、利用者によってご利用いただけるサポート内容が異なります。ご注意ください。
| 種類 | 契約内容の照会・変更 | 契約内容の一部変更 | 技術的なお問合せ | node-eye 全般に関するお問合せ |
|---|---|---|---|---|
| 契約責任者 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 運用管理責任者 | × | △ [^9] | 〇 | 〇 |
| 利用者 | × | × | × | 〇 |
[^9]: 契約責任者が運用管理責任者に契約内容変更を認める場合にのみ、契約内容の一部変更 (対象機器やモバイル接続オプションの増減など) が可能です。
- 契約の変更・照会
- 契約内容の変更、照会
- ご解約に関すること
- ご請求に関すること
- 契約内容の一部変更
- 対象機器、SIM カードの増減
- 技術的な内容
- サービスの利用方法
- 対象機器に関する技術的なサポート
- 設備障害の有無などのお問い合わせ
- 対象機器の故障、交換について
- SIM カードの故障、交換、再発行について
- node-eye 全般に関する内容
- サービス内容、見積もりなど、node-eye 全般に関する内容
7.3. メンテナンス・サービス停止・不具合に関するお知らせ
メンテナンス・サービス停止・不具合などに関するお知らせは、契約責任者・運用管理責任者にメールにてご連絡差し上げます。
8. 改訂履歴
| バージョン | 年月日 | 改訂内容 |
|---|---|---|
| 0.0.1 | 2016/02/04 | 初版発行 |