ht3010.tgz HT3010(マルチI/O)シリアルポートドライバサンプルです。 コンパイルにはカーネルソースファイルが必要です。また、このカーネルソースに対して あらかじめmake menuconfig およびmake depを実行しておく必要があります。 ht3010.tgzを解凍したあと、Makefileを開いてINCLUDEDIR=の行を編集し、カーネルソース ツリーのincludeディレクトリパスを指定してからmakeしてください。 set3010.tgz HT3010コンフィグレーションドライバソースです。 HT3010は、初期化を行わないとハードウェアがI/O空間にあらわれません。上記のドライバは この設定を行いませんので、シリアルポートのドライバとは別に、HT3010を初期化するドライバ を用意する必要があります。 コンパイルにはカーネルソースファイルが必要です。また、このカーネルソースに対して あらかじめmake menuconfig およびmake depを実行しておく必要があります。 set3010.tgzを解凍したあと、Makefileを開いてINCLUDEDIR=の行を編集し、カーネルソース ツリーのincludeディレクトリパスを指定してからmakeしてください。 以下の手順は、HT1070上で行います。serial_8250.oとset3010.oをHT1070の適当なディレクトリに コピーしてください。 1. ドライバを組み込みます。ドライバファイルのあるディレクトリで insmod set3010.o insmod serial.o を実行してください。 2. シリアルポートのドライバはメジャー番号4を使用します。HT1070ではttyS0, ttyS1がHT1070の コンソールにリンクされていますので、このドライバで組み込まれるドライバはttyS2, ttyS3を使用 します。これらのデバイスのマイナー番号は66、67となります。 すでにttyS2, ttyS3が違うメジャー・マイナー番号で定義されている場合は rm -f ttyS2 rm -f ttyS3 で解除し、 mknod ttyS0 c 4 66 mknod ttyS1 c 4 67 で再作成してください。 これでttyS2, ttyS3をデバイスとして使用することができます。 9. 動作をテストするために、HT3010のCN3からターミナルソフトを動作させたPCに接続してください。 (ボーレートは9600bps) HT1070のコンソールで echo 1234 > /dev/ttyS2 とすればHT3010のCN3側に"1234"が出力されます。 また cat /dev/ttyS2 として、HT3010に接続したターミナルからキーボード入力して改行すると、HT1070の コンソールにその内容が表示されます。